4年の小泉です。2024年3月17〜19日に第71回情報処理学会エンタテインメントコンピューティング(EC)研究会に参加してきたので、参加記をまとめます。

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発表内容

「サウナ内でのプロジェクションマッピング」という研究発表を行った。この研究はその名の通りサウナの中でプロジェクションマッピングを行うものである。サウナの外からプロジェクターを使い、窓ガラスを通してサウナの中に映像を投影する。この研究に似た研究は過去にあるが、いずれもサウナ内で行ったものではない。投影した動画の内容は、燃える映像、リラックス効果のある睡眠導入映像、EDMやトランス映像などである。特に燃える映像に求めていた効果と結果にギャップがあった。実験前は燃える映像を見ると体が熱くなるという結果を想定していたが、実際は燃えているものを見ても非現実的で燃えている環境を連想しにくいため熱く感じにくい。そしてEDMやトランス映像はあまり頭で考えなくてもコンテンツを楽しむことができるため、リラックスしながら入るサウナと非常に相性が良いことが分かった。

発表では以下の質問・コメントを頂きました.

  • サウナは、裸の付き合いでの会話、コミュニケーションを行うことができる神聖な場所、リラックスできる環境づくり。環境ができた上で考えていることはあるか。
  • 京都のアンテルームではマインドフルネスができる環境を提供している。リラックスできる環境✖️システムを調査してみると良い

学会に参加した感想

様々な研究があり非常に刺激を受けた。ユーモアあふれる実験から何を言っているかわからない複雑なものもあった。発表前まで様々な質問が飛び交い非常に緊張したが、自分の発表は答えに困らない質問が多かったので運がよかったと思った。緊張のあまり声のトーンがありえないくらい下がり、発表向きな声でなかったのでそこは反省して次に活かしていきたい

発表を聴講して面白いと思ったのは以下の研究です

レシピに基づく漫才台本自動生成

著者

下崎 安紋・山本 淳也・梅谷 智弘・北村 達也・灘本 明代(甲南大学)

感想

この研究が一発目であったこともあり記憶に残っているが、漫才関係の研究を行っているのがおもしろい。さらにレシピに基づいていることによって利便性があり、楽しみながら料理を学ぶことができると思った。ユーモアを交えながら学ぶことで記憶にも残りやすいと思う。

初心者マークを取り付けたロボットの失敗がユーザの許容度や再利用意欲に与える影響の調査

著者

田中 舜也・高橋 治輝・松村 耕平(立命館大学)

感想               

ロボットに初心者マークを取り付けるという面白い発想が面白いと思った。車のイメージが強い初心者マークではあるが、自分は人間ではないロボットにこそ初心者マークが合うと思った。

主観的ランドマークの提示によるデバイスへの注視を防ぐ歩行用ナビゲーションシステムの研究

著者

山下 大貴・高橋 治輝・松村 耕平(立命館大学)

感想

ランドマークに注目していることでより便利になる研究だと思った。それを主観的なものにすることでその人が注目するものや、その人専用のマップができるのではないかと思った。